4K画質雑記

雑記です。時事ネタとゲームと旅を中心に書きます。嘘です。多分ゲームのこと以外はほぼ書きません。

HoI4 欧州大戦マルチ EuropaWarMulti MOD プチAAR

1年以上ぶりに書きます。ここ最近は知り合いのHoI4プレイ人口が微増しているので多人数マルチの機会も多くなってまいりました、と言っても月一回やるかやらないか程度だが。

しかしながら戦略ゲーの対人マルチの刺激的な感覚はやはり楽しいね。

今回もAAR書く気はなかったのでスクショはほぼないです。立ち回りと考えていたことをメインに書いていきます。

環境

HoI4 ver.1.10.4

DLC:主要なものは全部

MOD:日本語化MOD、innovative balance、EuropaWarMulti、その他マルチプレイに影響しないクライアントMOD複数

人数:4人(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア)

レギュレーション:核禁止、偵察機禁止、機雷禁止、要塞は接してる肉入り国家×5つまで存在してよい、講和条約の内容は必ず遵守、戦争解禁は41年1月から、タイムストップは各プレイヤー1年に1回のみ

戦略とコンセプト

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 身内だけでやってるので7人フルメンバーでできることはありません。今回は4人集まったので実験的に西欧4か国で遊んでみることになりました。

今回私が入った国はイギリス、海軍にある程度国力を振らないといけないので少し難しいですね。

いろいろ考えた末に今回のプレイコンセプトとして、イギリスらしく三枚舌外交裏切り上等プレイでいくことにしました。政体はファシ、陸ドクはエアランドを選択しました。

最初の外交交渉の結果、以下の内容が向こうから飛んできました。

 

独:英独で組んで仏を攻める(打診)

仏:英仏で組んで独を攻める(打診)

伊:とりあえず友達、相互貿易、情報共有、対独仏相互防衛条約

 

とりあえずイタリアと最初に戦争することはなさそうですね。

英として最初にやられて最も嫌なことは、独仏が組んで大陸領の低地を奪われることです。ここで、これを防ぐ布石の1つとして身内マルチだからこそできる宣言をします。

「独仏で組んで低地を取りに来たらゲーム中に片方は滅ぼす」

低地は売却してもよかったのですが、今回はここを拠点に大陸を制覇する動きをしてみたいと思います。

とりあえず独は強い上に信用ならないので仏に仕掛けてみます。

英「伊が来るなら3か国で対独包囲網を敷かない?」

仏「聞いてみる」

少し後…

伊「仏から英仏で組んで独攻めるって聞いて、伊も来ないかって言われたんだけど本当?」

英「はい」

大変結構、独仏同盟は少なくとも仏の様子を見る限りはなさそうです。

独伊同盟を敷いて仏を攻撃する線もこちらに何の通達もないし様子を見る限りではなさそうなので、すでに梯子外されてない限りはなさそうですね。対独包囲網参加を受諾します。

 

…しかし本当にこれを文字通り飲んでもいいのでしょうか。経験上独伊国境はバルカン半島以外は硬くて膠着しがち、独仏国境は狭く攻めづらいし戦線が低地まで伸びても独なら耐えてきそう…。英は海軍にも工場を使いますし初期の戦争だとどうしても他国に陸軍力で後れを取ってしまいます。どうしたものか。

…よし、仏を裏切ろう。

第一次対独包囲網戦

英「英独で組んで仏を攻める案に乗ろう」

独「いいね」

英独同盟が締結されました。外交関係的には独は孤立気味であるはずなのでここはスムーズにいけました。これで英は対独包囲網に参加しつつ英独同盟で仏を攻める約束もしていることになります。楽しくなってきた。

あと、いつでも鞍替えできるように対独包囲網のことは独には正当化かけるまで黙っていることにしました。独が伊仏に押されて死にかけてたら仏攻めるのはなかったことにして独に行けるよう一応準備もしておきます。

 

ここから41年2月まで時間は飛びます。欧州は平和ですね。

 

 英「独に正当化掛けて」

伊、仏「OK」

二人が掛けたのを確認して英も独に正当化掛けます。

独「そういうことだったんですね…」

英「行くふりだけだから安心してほしい、俺はフランスに行く」

独がむっちゃ不審そうにこちらを見てる気がしますが、英独国境の師団を最小限だけに減らすと、むこうも余裕がなくなってきたのかは知りませんが向こうも撤退していきました。

 

宣戦布告後に少し様子を見ていると、やはり独仏国境は動きません。それどころか独伊国境では独優勢のようです。

絶好のタイミングです、仏に正当化します。

欧州大戦では他国と戦争中に中核州奪還で正当化すると平時では30日かかるものがなんと10日で終わります。さすがに10日では十分な準備もできないことでしょう。

作戦としては火力マシマシの自動車化師団で塹壕ボーナスのほぼない準備不足なフランスを電撃的に制圧する感じです。

宣戦布告後に一点から流れ込み後方に浸透、国土を蹂躙してパリを燃やします。

仏「ユルシテ」

英「北岸4州な」

仏「絶対に許さない」

すげー恨まれた感じですが、無事仏にある中核州6州のうち4州を回収できました。

 

しかしここで想定外の事態が垣間見えます。

伊「やばい死ぬ」

どうやら伊軍が独軍の中戦車師団に蹂躙されているようです。幸いにもじりじりと後退してる程度で浸透されてはいないようなので、ここで介入を示唆します。

英「ドイツさんそろそろ勘弁してもろて」

英「これ以上やるとこっちも介入せざる負えないかな」

 ここでストップして領土交渉に移ります。

独の要求は結構苛烈でドナウ川を越えて独の中核州ほぼ全部を要求しています。まぁ蹂躙してたから当然と言えば当然かもだけど。

英「ドナウ川超えるのはちょっとなぁ…」

英「オーストリアは取り過ぎじゃないすか?」

独伊の交渉のはずなのに英がものすごい口をはさんでくるのはさぞ不愉快でしょうね

しかし、ここで英が伊の肩を持つことで英伊有効アピールをして戦後の独を牽制します。独仏同盟で低地に来られると絶対に勝てないことはわかりきっているので。

 

結果的に独の要求に対して英がクソ文句言いまくったらドナウ北岸3州という致命傷にならない程度に抑えられました。これでイタリア君はまだバルカンでも戦えるでしょう。

独仏、独英は特に何もなかったのでここで白紙講和となりました。英独同盟で仏を攻めるという約束を有耶無耶にしたともいう。

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右手で握手、左手にはナイフ

さて平和になりましたね。次の戦争の準備をしましょうか。

伊から色々聞き出したら、独伊不可侵は43年末まで結ばされたそうです。現在41年中期、2年ちょいありますね。

英伊相互防衛がないと未だ英は大陸からたたき出される可能性が高いです。しかも先の戦争で独仏の英に対する不信感はおそらくMAX。どう乗り切ろうか…。

とりあえず締結し忘れていた英仏のシステム不可侵条約を何も言わず飛ばします。すると仏はしょんぼりしてて戦争する気になれなかったのか知りませんが飲んでくれました。1年の延命完了。

 

この後少しして独から外交が飛んできます。

独「仏とは何か条約結んだの?」

英「不可侵結んだ(大嘘)」

独「それ明けたら仏攻めない?」

独「仏の支配権あげるから独伊戦争で独の味方してほしい」

独の仏に対する謎の好戦性は何なのか知りませんがこれは大変すばらしいですね。

とはいえ裏切られる可能性も否定できません。

英「裏切り防止に今から英独で戦争、即白紙和平で講和条約に43年末まで不可侵することを盛り込もう」

独「いいよ」

レギュレーションを逆手に取り絶対遵守の不可侵を勝ち取りました。裏切り防止も重要ですが、独伊不可侵条約の期限までの延命が完了したことのほうが重要ですね。

とりあえず43年3月にパリ観光に行くことになりました。それまで自走砲で火力を盛った戦車師団やら独を止めるための重駆逐戦車師団をせっせこ生産しましょうか。エンジンマシマシの戦闘機は当然工場ガン振りです。

第二次対仏戦争

43年2月に仏に正当化掛ける段階で独からとんでもないことを言われました。

独「仏とは国境維持条約があるから宣戦はするけど攻め入りはしないよ」

独「そもそもシステム不可侵の期限切れてないから宣戦できないわ」

ここにきて仏と一騎打ちする羽目になりました。細長い大陸領の補給量で仏に勝てるのか…?

あとこのゲルマンポテト野郎は絶対に許さん。

仏「こっちくんなよ三枚舌野郎」

知らん、宣戦布告!

前回と同じく戦車で突破して自動車で浸透、後方を蹂躙していきます。

 

…硬い!前回と違って準備済の仏軍が結構強い。あといろいろ整備したにもかかわらず補給が貧弱すぎて戦車と自動車がすぐ息切れしてしまう。このままだとじり貧で叩き出されてもおかしくない…ポテトは来ないしどうしたものか。

そうだ、パスタを呼ぼう。

英「フランス来ない?」

伊「準備できたら」

具体性のない返事だけど今はこれだけが頼りだ。独伊の不可侵はしばらく生きてるから伊としても来ない理由はあまりなさそうだがどうだろう。

 

このあたりで独から外交が飛んできた。

独「今回は約束破っちゃったけど、イタリア戦来てくれる?どうなるの?」

…舐めたこと言ってんじゃねえぞ。とも思ったがこれはいい機会かもしれない。

英「44年明けに仏に攻め入るなら対伊戦協力してあげよう」

独「いいね」

すばらしい、最終戦争への布石が打たれた。

 

スペインに派遣した上陸師団も叩き出されて本格的にどうしよう状態になった頃、

英「まだ?」

伊「終わったから行く」

伊の対仏正当化を確認。仏は伊の対処が間に合わず、またスペインに上陸した伊軍が後方を荒らしまわった結果

仏「ユルシテ(2回目)」

戦略が破綻しかけたものの一応の勝利を得た。

 

さて、ここからの講和条約が重要だ。そろそろ最終戦争も近いのだ。

英のプランとして最終戦争は対独包囲網を再び組んで独を殴るのが理想だ。英が大陸で勝者であり続けるには必ず多対一の構図にしなければならない。そしてこの対独包囲網は英が主導して他国は参加せざるを得ない状況にしなければならない。さらに、独にこの意図が悟られなければ理想的だ。

 英は仏に対して対独協力の打診をしてみる。

英「領土は取らないから対独協力して」

仏「伊の要求減らしてくれたらいいよ」

今回の戦争では伊軍が大活躍、当然要求も大きいはずだ。

だがここで私は勝ちを確信した。この文が飛んできた瞬間イタリアに対して、

英「仏に対する要求はめいっぱい行って」

英「俺がその要求を緩和した風に見せかければ対独包囲網に参加するっぽい」

伊「OK」

英「適度に下げてくだせえ」

 

英「伊から何要求されたの?」

仏「アルジェリアまでととアルプス…」

英「掛け合ってみるわ(すっとぼけ)」

英「どう?」

仏「アルプスだけでいいって」

英「じゃあ対独協力してね」

仏「はい…」

フランス君はブリカスの手の上で踊っております。このゲーム楽しいですね。

 

 最終戦

44年3月、英独協定に基づいて独が仏に正当化を掛けます。独はこれが最終戦争の始まりだとも知らずに…

独「英も一緒に攻めるんじゃないの?」

私の中では独が単独(激ウマギャグ)で行くと思ってたのですが、ここで怪しまれてはいけません。英も仏に正当化を掛けます。

英「攻め入らないから大丈夫」

仏「心臓に悪い」

すまんな。急遽決まったんだ。

さて、英独で仏に宣戦布告します。偽りの最終戦争の開始だ。

英「うわー仏軍かたーい(棒)」

英「上陸失敗したー(棒)」

後に伊プレイヤーから大根役者と言われました。悲しい。

全く動かない英仏国境に対して、独仏国境は独軍が蹂躙し始めています。そこらじゅうで追い越し殲滅の文字が見せますね…

 

このままではまずいので伊には来てもらうことに

英「正当化掛けて」

伊「ほい」

 

仏「死ぬヤバイ」

英「伊が来るまで耐えて」

 

まずい、独軍がもうパリに迫っている。ここまで差があるとは予想外だ。

パリに進撃する独軍をブロックするために英軍の自動車化師団でパリへの進撃路をブロックします。

独「あれ?」

独が全く動かない英軍歩兵と明らかにブロックしに来てる自動車に強い不信感を覚えているな。

 

ここで伊が対独宣戦、伊プレイヤーに様子をうかがってみる。

英「様子はどう?」

伊「膠着した」

まずいな、このままだと仏がお陀仏してしまう。

しかしながら、独軍主力を仏本土に引き込んだ今こそが絶好のチャンスだ。

英、独に正当化をかける。

独「……」

英は仏と戦争状態にあるのでこれも10日で終わります。

独「え、もう正当化終わったの?」

どうやらこの仕様は知らなかった模様。低地からスイスに向けて自動車で一気に駆け抜けます。独は今年のストップ権を使用済みなので対処も間に合わず、独軍主力を生かすには450隻の英海軍がガチガチに展開している海を渡って帰るしかありません。

軍がほとんど展開していないドイツ本土を英軍の戦車と自動車が駆け巡ります。ベルリン陥落。ワルシャワ陥落。ついにドイツは降伏します。

英「好きなだけ食っていいぞ」

 

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 独は英の傀儡です。

 キリもいいのでここでゲーム終了となりました。

感想

運も味方して今回は理想的な外交をできました。聞いてみると最初の

「独仏で組んで低地を取りに来たらゲーム中に片方は滅ぼす」

 発言が結構効いてたみたいで独仏で同盟する話はあまり発展しなかったみたいです。

今回の独は仏、伊、英の順番に一人ずつ倒していく戦略だったみたいですが、英の外交が一枚上手でした。

イタリアとは敵対する理由がゲーム中には特に出なかったので良好な関係を続けられたのは大きいですね。

ただ、戦下手だったのは認めざるを得ませんね。フランスとの一騎打ちだとこちらのガバもあって勝ちきれませんでした。

3枚舌というコンセプトでしたが少人数だからこその本領発揮でしたね。フルメンバーだとどうしてもどこからか情報が洩れますし、一度信用を失うと外交を主導するのが難しくなりますからね。

 

欧州において外交は戦争と並んで最も重要、今回は英の外交力が他を制しました。